医療相談室
- Question
慢性の便秘 一生このまま?
若い頃からずっと便秘に悩んでいます。繊維質や水分もよく取り、薬やサプリメントも色々試しましたが、だめでした。便秘体質は一生治らないのでしょうか。(60歳代女性)
- Answer
食品、座薬で腸のリハビリ
長く便秘で悩んでいるということですから、「慢性便秘症」と考えられます。慢性便秘症は、腸管の腫瘍や癒着などによる「症候性便秘症」と、それ以外の原因で習慣的になった「慢性機能性便秘(常習性便秘症)」に分けられます。
慢性機能性便秘には、〈1〉大腸が緩み、便を運ぶのが遅れて起きるものや、〈2〉直腸に便が運ばれる時に排便運動を抑えてしまうもの、〈3〉腸管が緊張して一定の間隔でくびれができ、便が滞るもの――があります。多いのは〈1〉か〈2〉、または両方を合併しているものです。
長年便秘が続いており、朝食を取った後に、自然な便意が起こらないのであれば、〈1〉と〈2〉の合併が疑われます。下剤やサプリメントで便を出す治療を受ける人が多いようですが、これでは腸の機能を元に戻すことはできません。
まずは、腸を刺激する食品など(マグネシウム製剤、オリーブ油、植物性乳酸菌、水溶性食物繊維の多いキウイなどの果実)を積極的に取ることが必要です。
さらに、直腸内に挿入すると炭酸ガスが発生する座薬などを用いて、便意を起こさせる治療も行います。腸の機能を回復する「腸のリハビリテーション」を行うことが大事です。週2、3回程度、朝食後に自然の便意をもよおして排便につなげることを、目標としましょう。
「便秘外来」を設けている医療機関なら、便秘の専門治療が受けられます。近くになければ、消化器内科を受診してください。
(2012年9月5日 読売新聞)
最新記事
-
4ミリ大の心房中隔欠損
(2013年6月15日)
- 上あご奥 インプラント困難か (2013年6月2日)
- ほてり 我慢できないほど (2013年6月1日)
-
縦隔腫瘍と肺の腫瘍 放射線治療は可能か
(2013年5月29日)
- 全ての指の第2関節が痛む (2013年5月26日)
- 第1子帝王切開の娘が2人目 (2013年5月25日)
-
変形性膝関節症 70代で手術は可能か
(2013年5月22日)
- ピロリ菌 家族にうつるか (2013年5月18日)
-
「腎性糖尿」とはどんな病気? 日常生活の注意点は?
(2013年5月15日)
-
中学生で卵巣摘出 体への影響心配
(2013年5月8日)
相談する
・相談 : 常時、受け付けています。
※相談と回答は紙面に掲載されることもあります。すべての相談にはお答えできません。また、個別には回答いたしません。
- 相談するには
- 読売新聞を購読されている方で、ヨミドクターの有料(プラス)登録をされた方のみご利用できます。ログインして相談内容を投稿してください。
ログインしてから、再度「医療相談室」をクリックし、「ご投稿はこちら」ボタンから投稿してください。

