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「110番」17%が無効通報 山梨県警まとめ…「ゴキブリ出た」「猫うるさい」も

110番通報を受けた通信指令課は、各警察署に指令を出す(7月31日、県警本部で)

 県警が今年上半期(1~6月)に受理した110番の件数は2万9660件(前年同期比784件増)で、うち16・9%に当たる5008件(同400件増)がいたずらや無応答といった「無効通報」だったことが、県警通信指令課のまとめでわかった。

 同課は「緊急性のない110番は警察の対応を遅らせ、結果として人の生命や保護に支障が出かねない」と危惧している。

 同課によると、上半期の110番の1日平均受理件数は163・0件で、8分50秒に1件の頻度。同課は、6人ずつの3交代制で、すべての110番を24時間受けている。6人全員が通話中になると、新たな通報が一時的に通話待ちになる。

 「今から、何かをしでかす」――。7月のある日の午前、国中地域の公衆電話から男の声で110番があった。同課は管轄する警察署に指令を出し、パトカーで署員を現場に急行させた。だが、駆けつけた署員に対し、男性の口から出た言葉は「警察官に相手にしてもらいたかった。話してほしかった」。この事案は、「いたずらでもなく、警察官も臨場した」などとして、有効通報に分類された。

 上半期の有効通報の2万4652件にも「近隣の騒音がうるさい」といった要望や苦情が2107件(同292件増)含まれ、有効通報の8・5%を占める。110番にそぐわない通報としては、相変わらず「家にゴキブリが出た」「猫の鳴き声がうるさい」「蜂が部屋に入ってきて困る」といった内容が多いという。

 他県では、虚偽の事件の通報や無言の110番を繰り返したなどとして、通報者が偽計業務妨害の疑いで逮捕される事案もある。同課の武井潔次席は「本当に緊急性のある通報が受けられない事態を避けるためにも、急を要さない要望や相談は、警察総合相談室(局番なしの#9110)にかけてほしい」と呼び掛けている。(松本将統)

2012年8月3日 読売新聞)

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