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事故の白玉購入中止…栃木県学校給食会
栃木県栃木市の保育園で女児(2)が喉に詰まらせて意識不明の重体となった白玉(直径約2センチ)と同じ会社の製品を、2年前にも真岡市の当時小学1年の男児(9)が喉に詰まらせていた問題で、白玉を出荷していた財団法人県学校給食会(宇都宮市)は24日、袋に取り扱い注意を呼び掛ける文字を掲載するなど対策が講じられるまで、同社から白玉の購入を見送ることを決めた。
同会は真岡市の事故直後に会社側と対策を話したが、改善されていなかった。男児の父親は「白玉を止めただけでは他の食材で必ずまた起きる。子どもの目線に立った対応をしてほしい」と訴えている。
改善策は同会側が白玉を製造する千葉県の食品会社に提案し、合意した。同会などによると、〈1〉会社は袋に取り扱い時に注意するよう呼び掛ける文言を記載する〈2〉文言の内容やサイズは同会が確認し、了承する〈3〉了承するまでは購入しない――などを決めた。また、同社は白玉のサイズを小さくすることも検討するという。
同会には既に購入した同社の白玉があるが、25日以降の保育園などへの出荷は見合わせる。また、同会は山形県の別の会社からも白玉を購入しているが、この会社にも同様の改善策を求める方針だ。
一方、県教委は24日、同会や市町教委などに対し、栃木市の事故について連絡。文部科学省が「こんにゃく入りゼリー」による窒息事故を受けて2008年に出した通知などの内容を確認し、学校給食用食品の安全確保策を徹底するよう呼び掛けた。
県教委は真岡市の事故の6日後の10年2月16日にも同会などに安全確保策徹底を通知していた。同会はその後、千葉県の会社と対策を協議したが、「他の会社の商品と比べて変わったものは使っておらず、商品に原因があるかどうかわからない」「サイズを小さくすると、かまずにのみこんでしまうのでかえって危険」などの意見があり、結局、何も改善しなかった。
同会の安川充事務局長は、今回の改善策について、「調理する人の目に留まることで、注意喚起になるのでは」と話した。また、「真岡の事故の後に改善していたら、栃木の事故は起こらなかったかもしれない」と神妙な様子で話した。
また、栃木市の記者会見が事故から3日後の20日に開かれたことについて、県こども政策課は23日、県内全市町の担当課に対し、「重篤な事故が発生した場合には、報告様式の内容がそろわない時点であっても速やかに第一報の報告を」と指導した。
(2012年7月25日 読売新聞)
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