「洋風すだれ」手軽な夏対策
収納スッキリ、手入れ簡単
窓の外側に取り付けて日差しを遮る「スクリーン」や「シェード」と呼ばれる日よけが人気だ。ポリエステル素材などでできた、いわば洋風のすだれで、遮熱効果により冷房代の節約にもなる。巻き上げ式も多く、使わないときはすっきりと収納できる。
千葉市の主婦、秋葉
窓は南西向きで、西日が強く差し込む。昨夏は日中もカーテンを閉めたり、シャッターを下ろしたりしたが、熱が室内にこもった。「必要な時間帯だけ、さっと下ろして日差しを遮ることができ、使い勝手がよさそうなので決めました。節電も期待できます」
取り付けたのは、建材メーカー「YKK AP」(東京)の「アウターシェード」。網戸の網のようなしなやかなポリエステル製の生地が、窓上部のアルミ製のボックスに収まる。室内はほどよい明るさで、窓から庭の景色も楽しめる。日よけを段階的に下ろせるよう、施工時に窓の脇にフックを付けた。工事は2時間ほどで終わり、工事費込みで約5万円。水ぶきや水洗いができ、手入れも簡単だ。
工事を担当したMADOショップ千葉花見川店の担当者は、「外付けのシェードは、室内側のカーテンやブラインドに比べ、遮熱効果が大きい。日差しが強い西側の窓などにお薦め」と話す。「YKK AP」によると、設置により熱の進入を約4割に抑え、室温の上昇を抑える。
住宅機器・建材メーカー「LIXIL(リクシル)」(東京)も、窓の外に取り付ける巻き上げ式の日よけ「フレシェード」を販売。工事費別で2万8140円(幅1・8メートル、高さ1・3メートル)。
ただ、これらの商品が向いているのは、一戸建ての、横にスライドする「引き違い窓」。出窓などには向かない。
集合住宅にも取り付けられる商品もある。
日よけメーカー「テンパル」(東京)の屋外用ロールスクリーン「まどかぜ」は、巻き上げ式で、窓のサッシ枠に金具を取り付ける。自分で取り付けられ、4万800円(幅2メートル、高さ2メートル)。
「SHY」(三重)の遮熱シェード「ベックール」(幅1メートル、高さ2メートルで3980円)や、「YKK AP」の「スナップシェード」(幅0・87メートル、高さ1・5メートルで6279円)は、巻き上げ式ではないが、壁や窓枠に、両面テープで貼ったスナップボタンで簡単に取り付けられる。集合住宅のバルコニーなどは共用部として扱われているため、管理組合の許可が必要な場合もある。また高層階や、風が強い場所には設置できないため注意が必要だ。
リビングデザインセンターOZONE(東京)の木村聡子さんは、「節電意識の高まりで、遮熱性のある製品の選択肢が増えた。家の外観のイメージを変えることもできる」と話している。
(2012年7月2日 読売新聞)
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