C型肝炎(3)強烈な副作用と闘う
治療が進むにつれ、副作用はさらに強く表れた。
食欲が落ち、うどんとワサビ抜きのすししか食べられなくなり、体重は8キロも減った。「顔色悪いな」「どこか悪いんとちゃう」と言われることがつらく、人前に出る時は元気に見えるようほお紅を塗った。
治療開始から半年たった2010年夏、劇場で舞台の5段の階段を上るだけで3分ほど息切れが続き、話せない。毎回先に上がり、舞台袖で相方を待つようにした。運転中、助手席のバケツに吐きながら劇場に通ったこともある。仕事に穴は開けたくなかった。
「劇場を休めば、治療に負けたという記事が出るかもしれない。これから治療を受けようとしている人が読んだらあきらめてしまうのではと。僕は絶対休んだらあかんと思っていました」
それでも、朝から頭痛や
漫才中に視界が真っ白になり、目の焦点が合わなくなることが何度もあった。
「不思議なことに、それでもちゃんとしゃべっているんです。舞台に立つと体から力がわく。しんどくても、お客さんが待ってくれているという使命感は、僕の治療中の支えになっていました」
(2012年6月28日 読売新聞)
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