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山形県の独居高齢者5千人…外出週1回以下4人に1人
山形県民生委員児童委員協議会は26日、県内の独り暮らし高齢者5000人以上を対象にしたアンケート調査の結果を発表した。それによると、外出は4人に1人が週1回以下で、「出かける用事がない」などを理由に挙げた。東京都内で同様の調査をした河合克義・明治学院大教授は「山形でも都心部と同じく地域や家族の関係が希薄になり、閉じこもりがちな高齢者が増えている」と指摘している。
65歳以上の独り暮らしの生活実態を明らかにしようと、同協議会が昨年8月にアンケートを実施した。県内で該当する約2万7000人の2割に当たる5441人を無作為に抽出、民生委員約2600人が直接配布・回収した。有効回答率は94・8%。女性が76・0%を占め、平均年齢は78・2歳だった。この種の全県的な調査は全国で初めてという。
外出に関する問いでは、「週に2、3日」が31・8%と最も多く、「ほとんど毎日」が25・0%だった。その一方で、「週に1日」が17・1%、「ほとんど外出しない」も7・0%で、「週に1回以下」は4人に1人の割合に上った。
「週に1回以下」と回答した人に、外出が少ない理由を尋ねると、「出かける用事がない」(37・2%)、「健康上の心配が大きい」(28・7%)、「交通が不便」(25・2%)、「出かけるのがおっくう」(22・6%)などと続いた。
正月三が日を過ごした相手を聞くと、「子供(その配偶者を含む)」が57・5%でトップだったが、「一人で過ごした」も26・7%に上った。老人会や趣味の集まりなどの「社会参加活動」に参加していない人も、全体の40・6%を占めた。
日常生活での困りごと(複数回答)については、「雪かき・雪下ろし」が56・8%で、「買い物」(20・9%)、「バスや電車、車を使って外出すること」(12・8%)などが多かった。
一方、経済状況に関しては、7割弱が年収200万円以下で、収入の多くを年金に頼って生活していることが分かった。「100万円以上150万円未満」が最多の24・6%で、「150万円以上200万円未満」17・8%、「50万円以上100万円未満」16・9%、「50万円未満」8・6%だった。
自由記述欄には、「孤独死の不安がいつもある」(85歳女性)、「誰でもいいから声をかけてほしい」(77歳女性)など、独り暮らしの切実な声が目立った。
同協議会の久連山良夫理事は「閉じこもりがちな独り暮らしのお年寄りの対応は、民生委員にとって最重要課題。現状が把握できたので、今後は県や福祉団体と結果を共有し、効果的な支援策を考えていきたい」と話している。
(2012年6月27日 読売新聞)
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