和菓子の日 甘い新顔

妖怪大福/抹茶のロール

 6月16日は、全国和菓子協会が設けた「和菓子の日」だ。そこで、ちょっと面白くて、しかも、おいしい和菓子を紹介しよう。

「谷中霊園」に着想

 東京・日暮里にある「江戸うさぎ」が1月から発売しているのが、妖怪大福だ。シリーズもので、第1弾は「妖怪★いちご大福」(5月上旬まで)、現在は第2弾「妖怪★あんず大福」が店頭に並ぶ。第3弾も開発中という。

 妖怪と言っても、表の写真で見るとおり、かわいい。味の方は、いたって本格派で、あんず大福の生地にはコラーゲンを混ぜ、お肌にも優しい。中の小豆は北海道産を使っている。

 ちなみに、妖怪を持ち出した理由は、店の近くに有名な「谷中(やなか)霊園」があるため。「谷中の墓地からやって来た」という設定で命名されたとのことだ。

プロの茶師が協力

 東京・銀座の「銀座 瑠璃(るり)」は、あの堂島ロールを販売する「モンシュシュ」がプロデュースする店で、洋菓子の堂島ロールに使用する素材や技術を、和菓子に用いている。

 その一つが「堂島お抹茶ロール」で、プロの茶師(ちゃし)に特別にブレンドしてもらった2種の抹茶を、生クリームと生地に混ぜ込み、ロールケーキの上にも、ふんだんにかけている。爽やかな抹茶の苦みと、中心に入っている小豆の甘さが調和して、大人の味に。

 和洋コラボの菓子は、ほかにも、「プリン大福」や「カステラン」などがある。

新顔に梅しそ、チーズ

 これは試した人も多いと思うが、東京駅「えきなか」地下1階のグランスタにある「日本橋錦豊琳(にしきほうりん)」は、かりんとう専門店で、様々な味のかりんとうで人気を集めている。期間限定品もあって、現在は「梅しそ」と「トマトチーズ」(8月末まで)が売られている。

 人気のTOP3は「きんぴらごぼう」「野菜」「むらさきいも」で、「きんぴらごぼう」は生地にゴボウを混ぜ込んで作り、最後に、七味唐辛子をまぶして、ピリ辛味に仕上げているので、お酒のつまみにも合う。(経済部 石丸律行)

和菓子の日
 協会によると、848年6月16日、疫病を治めるため、仁明天皇が16の菓子や餅を神前に供えた上、年号を改元した。この日にちなんで制定した。

2012年6月23日 読売新聞)

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