古い缶詰 破裂に注意
保存食としても便利な缶詰だが、賞味期限を大幅に超えた缶詰が破裂する事故が起きている。国民生活センターなどは、「保存状況をきちんと確認してほしい」と注意を呼びかけている。
鉄と酸 反応し水素
同センターのまとめによると、缶詰が破裂したという相談は、2002年4月から12年5月21日までの間に計16件、全国の消費生活センターに寄せられている。南関東地域に住む60歳代の男性は今年4月、食器棚のリンゴの缶詰が破裂しているのに気がついた。6年前に購入して置きっぱなしにしていた缶詰だという。このほか、モモやミカンなど果物の缶詰が破裂したケースが多く、災害時の保存食として保管していた人も。
東京都生活安全課によると、缶詰の賞味期限は一般に常温で3年程度。賞味期限が過ぎても、すぐに品質が悪化することはない。しかし、長期間放置しておくと、缶詰内部の鉄とシロップの酸が反応して水素が発生し、缶が膨らみ破裂することもあるという。
同課の担当者は、「缶詰は、直射日光の当たる場所や湿気のこもりがちな場所を避け、温度変化の比較的少ない場所で保管する。缶のフタが膨らんでいたり、さびついていたりしないかなど、保存状況をきちんと確認するようにしてほしい」としている。
(2012年6月20日 読売新聞)
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