習い事いろいろ 演技に幅
4人きょうだいの末っ子だったこともあり、両親から大事に育てられました。
小学校低学年の頃、イライラしたりすると奇声を発する癖がありました。母が「キツネに
その頃から、やりたいことも色々やらせてもらいました。オルガン、バイオリン、そろばん、絵画、書道、剣道。オルガンとバイオリンは、週1回ずつ先生が家に来て教えてくれるんです。そろばん以外は長続きしませんでしたが、どれも今の仕事に役立っていると思います。
大阪の芸大に進学して芝居を学び、在学中から、街の劇場で公演をしていました。両親はよく見に来てくれました。ある時、「先輩たちとおいしいものでも食べなさい」と2万円をくれたんです。結局、舞台の照明代に消えてしまいましたが、忘れられない思い出です。
父も母も、10年以上前に他界しました。故郷の浜松市へ帰省する時には、墓参りへ行くよう心がけています。年齢を重ねるにつれ、感謝の気持ちが強くなっていくのを感じます。これからも頑張って仕事をして、ちゃんとやっている姿を、天国の両親に見せていきたいですね。(聞き手・安田武晴、写真・和田康司)
俳優。1962年生まれ。主演舞台「飛び加藤~幻惑使いの不惑の忍者~」が6月10~26日、東京・日比谷のシアタークリエで上演。
(2012年6月12日 読売新聞)
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