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旅先での介護 コツ教えます 兵庫・神戸市須磨のNPOが冊子
高齢者の介護付き旅行を提供する兵庫県神戸市須磨区のNPO法人「しゃらく」(小倉譲代表)が、旅先での介護のコツをまとめた「旅の介護本」を作った。
介護福祉士らが監修し、体に負担が少ない旅程の立て方や事前準備、旅行中の注意点などを解説している。(川添響子)
同NPOは2008年4月から、要介護2までの高齢者を対象にヘルパーの介助付き旅行のサービスを開始。個々の介護の状況などを聞き取った上で、旅先の施設の障壁(バリア)や食事に対応する「オーダーメード」のプランが好評で、今年3月末までにのべ900人が利用している。
小倉さんによると、介護付きの旅行は、本人にも家族にもリフレッシュ効果をもたらすが、移動、食事、排せつ、入浴などの環境で勝手が違うため不安も大きい。結局、本人が遠慮したり、家族が対応に限界を感じたりして諦めがちだが、入念な準備をすることで可能なことは多い。
冊子では、移動や食事など身の回りのことをある程度自分でできる「自立度が高い人」、環境次第で介助が必要になる「一部介助が必要な人」、常に介助が必要になる「全介助の人」の3段階に分け、長距離移動を伴う1泊2日の旅行を例にポイントを紹介した。
車椅子での移動や、排せつの介助、介護用ではないベッドからの起き上がりなどについては、介護福祉士が行う手順をイラスト付きで解説している。
小倉さんは「介護する人、される人両方の『心のハードル』を下げ、家族で旅をする楽しみを共有してほしい」と話している。1冊50円。問い合わせは同NPO(078・735・0163)。
(2012年6月9日 読売新聞)
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