石井苗子の健康術
2012年6月5日
居留守を使われる人と、使う人のメンタリティー

(配達をやってみて初めてわかりました。居留守は使うまいと)
「相手の立場になって考えること」とよく言われますが、相手の気持ちになることは、そう簡単ではありません。つい自分の立場の方が先に立ってしまい、思いやりにかけてしまうことは誰にでもあると思います。
相手のやっていることを一度でも体験してみると、相手のメンタリティーがどんなものなのかが学習でき、自分を反省できる機会になると思った体験がありました。
以前ここに書きました「置きオカズ箱」 ですが、2週間のお試し期間が過ぎ、回収作業に入る際、皆さんに前もって電話をかけ、箱を玄関の外に出しておいてもらうようにお願いしました。そうすれば作業が早く終わるだろうし、ご迷惑もかからずに済むと思ったからです。
土曜日の始発で福島に向かい、朝の9時から仲間ふたりと医療支援車の運転手さんと一緒に回収に走り回りました。
玄関先に出てこられて「ごちそうさまでした、ご苦労さま」と言われれば、それだけでうれしくなる。「おいしくなかった」と言われれば悲しくなるものです。電話ではOKとおっしゃったはずなのに出し忘れたのか、箱はないし本人は留守という家も何軒かありました。
中には部屋の中で音がするのに箱は外に出ていないし、居留守も使われた家もありました。アパートの3階まで階段を駆け上がって行って、何度ベルを鳴らしても居留守をされると心身共にがっかりするものです。
炎天下汗ダクになりながら、ふと宅配便の仕事している人の事を思いました。
あの人達は確かひとりで運転して、ひとりで荷物を持って玄関のベルを鳴らしている。ところがこちらがトイレに入っている時など、つい居留守を使いたくなるものです。何度かベルを鳴らして帰っていかれると、なんとなくホッとしたりして……。
何十軒目ぐらいの回収が済んだ頃になると日焼けで顔がヒリヒリしてきて、車の中での会話も少なくなり、さすがに疲れてくる。隣にいた仲間がボソッと「宅急便で居留守はいけないね」とつぶやいたので、思わず笑いながらうなずいてしまいました。
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コメント
わがままな現代 自分さえ良ければが多い。これが今の時代を築きあげてしまった、確かに見ていて楽しそう、相手の気持ちなど考えなくて良い。とても楽しいのだ。
だから人の気持ちが分からない。人それぞれが決めた道を歩む優しい人もいる相手の気持ちを察してくれる。優しい人、うわべだけの人、先を読める優しい人はそうはいない。
悲しくなる今の世相。思いやる人が多くなるのを望みたい。使う人使われる人それぞれがおおらかになりたい。
「贈る言葉」という歌の中の歌詞で、――信じられぬと 嘆くよりも 人を信じて 傷つくほうがいい 求めないで 優しさなんか―― ――人は悲しみが多いほど 人には優しく できるのだから――
歌詞全体の意味は別としても、ひとの情けを知るということを大切に学ぶように、それはあなた自身のためでもあり、ひいては相手のためでもあるのです。と言っているのだと思うのです。
そうかと言って誰しも同じ心理状態であるとはいえず、それぞれ環境によっても異なる場合もあり一概に「こうです」とは言えないのですが、優しさにふれたときのことを想いだした時、きっとその優しさをいずれかの形で伝え、感謝の気持を新たにすると思います。
最近テレビで見たのですが「フードレス」という言葉を耳にしたのです、食べ物に困っている人々が78万人くらいいるそうです。(どういう統計で算出したのかは判りません、また私の見間違いかもしれません)
河川敷でボランテァ?の方がビニールの袋に入ったパンを配っていました。詳しいことはわかりませんが、賞味期限前の余ったものを本来であれば廃棄処分するのを、どこの慈善団体かは判りませんが貰いうけ困った人達に配給されたのか、はたまた菓子メーカーで自ら提案提供なのかは定かではありません。なにげなく見ていたので詳細は存じませんが、インタビュウに答えていた人は「ありがたい」という言葉の中に真実の心がこもっていました。
苗子さんの記事を楽しく読ませて頂いています。その度、苗子さんには教えてもらい、共感させられるます。私も今年の夏の終わりに東北地方へボランティアに行こうと思っています。応援しています。
God Bless you!!