石井苗子の健康術
2012年4月27日
平成中村座を観る健康法

(中村勘三郎さんの回復を祝うために集まる観客の健康法)
「法界坊」の原作はとても喜劇とは言えない筋ですが、現在上演中の平成中村座の法界坊は、観客の笑いが絶えないほどの娯楽に演出されています。
主演は中村勘三郎さん。本当にパワフルな演技でした。
勘三郎さんは、「特発性両側性感音難聴」で入院され、しばらく休養すると公表された後、あるテレビ番組に出演されていました。その時に「引退を考えた方がいいと医師から言われたことがずっと頭から離れなかった」とおっしゃっていました。
治ると信じていても、ネガティブな言葉はずっと気になるもの。特に医療コミュニケーションは大切なんだと、あらためて感じました。
嘘はいけませんが、生き方まで口を挟むような言葉を決して言ってはいけないのだなと思いました。
「特発性両側性感音難聴」は、遊園地のコーヒーカップに乗っているようなフラフラ感がつきまとったり、微熱が出たり、自分の声も聞こえなくなったりと、不安に駆られる状態が続きます。
また、治療が遅れると進行が早くなり、時間との勝負のようなところもあります。ストレスフルな生活をずっと続けていたり、生活習慣が不規則だったりと原因はたくさんありますが、男性の55歳で引退を考えた方がいいと言われたら、誰でも窮地に立たされることでしょう。
中村座に集まった人は、その勘三郎さんの回復ぶりと軽妙なアドリブを聞いて、安心をもらって、自分たちもまた頑張れると思うのでしょう。
お二人の息子さんも共演していらっしゃって、長男の勘九郎さんにむかって「小さいときはお化け屋敷も入れなかったくせに」とからかってみせたり、笹野高史さんと一緒にアクロバット的な演技をして見せたり、カッポレを花道で見事に御披露なさったりと、拍手喝采でした。
でも、勘三郎さんはもう充分みなさんにお応えしたのだから、どうか無理をされないようにと思いながら拝見していました。
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コメント
「特発性両側性感音難聴」ここ数年よく耳にしたり、この病でなやんでらっしゃる方々が数多くいらっしゃいます。
知り合いの方のご主人様は58歳くらいで母親と同じ年齢です。
千葉県で弁護士の裁判官をされておられます。
今年の3月に「特発性両側性感音難聴」で入院され、少しではありますが、回復なさっておられるようです。
仕事柄、声を聞くという職業ですからなにかと支障があるようです。
今の日本社会は、90パーセント、ストレスを背負って生活しているのが現状です。
30代の僕でも、毎日がストレスで生きているような気が致します。
少しのストレスがあると、精神的に落ち込んだり、体調を壊し怒りがこみあげてくる。
本当にストレスは恐ろしいものだと日々、痛感致しております。
急に耳が聞こえなくなったり、自分自身の脳の酸素がない状態になるときが時があります。
恐ろしいです。
特発性両側性感音難聴で回復された中村勘三郎も仕事柄、声えを出す、話すといったお仕事ですから、言葉にはできませんがお辛かっただろうと思います。僕の知り合いの女優さんも70代ですが、耳鳴りや目が見えないなど、ストレスを日々感じてらっしゃいます。
僕にできることと言えば元気に頑張っている事を報告することです。
どんな病になっても人間の精神力というのは菅生パワーなんだと思います。