オトコのコト 医師・小堀善友ブログ
2012年4月17日
不妊症は女性の問題と考えていませんか?
「不妊症」と聞くと、「それは女の問題だろう~」と考えている人も少なくないのではないかと思います。しかし、それは大きな間違いです。赤ちゃんは、男性から出た「精子」が女性の中にある「卵子」と出会い、受精することで始めて生を授かります。卵子だけでも、精子だけでも赤ちゃんはできません。つまり、不妊症の原因の半分は男性側にあるのです。不妊症治療に取り組もうとお考えのご夫婦は、奥様だけがんばってもダメ。二人で協力して治療をすすめて行く必要があります。
男性不妊症について
男性不妊症という言葉があります。初めて聞く人は「男性が不妊症?って、オトコが妊娠する訳ねーじゃん。」と思われるかも。そういう意味ではありません。
不妊症の原因として、男性側に原因がある場合があります。主には…
(1) |
精子が少ない、運動が悪い、受精しづらい場合 |
(2) |
全く精子がいない場合(無精子症) |
(1)の場合は生活の指導(禁煙や食事など)からスタートし、時には薬による治療や、精索静脈瘤がある場合は手術が行われる場合があります。(2)の場合だと、TESE(精巣内精子採取術)という手術で精巣(タマ)から直接精子を取ってくる必要がある場合があります。精子が採取できた暁には、無精子症でも顕微授精という手を使う事によって赤ちゃんを持つ事が出来るカップルもいます。
いずれにしろ、ご夫婦で治療をすすめて行く必要があります。また、近年は卵子も老化するため、35歳以降は妊娠しづらくなってきている、というデータが出てきていますが、精子も老化するということも分かってきました。
不妊症の治療は、不妊症に悩むカップルにとってはとても深刻な問題です。男性にも不妊症の原因がある、ということも忘れないでいただきたいと考えています。
◇
たくさんのコメントの書き込みをありがとうございます。本当はすべてに返事を出したいのですが、申し訳ありません。今後の原稿の中で、返事に当たる内容を、できるだけ盛り込んでいきたいと考えています。
※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。
編集方針はこちら。
<編集方針>
投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、ヨミウリ・オンライン(YOL)、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。
コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。
次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。
- 当ブログとの関係が認められない場合
- 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
- 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
- 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
- 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
- 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
- 事実に反した情報を公開している場合
- 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
- メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
- その他、編集スタッフが不適切と判断した場合
以上、あらかじめ、ご了承ください。

コメント
子ども諦めていますが、年齢的にまだ大丈夫そうなので、うれしいです。
精子も老化するということですが、目途は何歳からですか。妊娠させる心配がなくなるのはいつですか。