ミチコさんの人“性”塾
2012年4月2日
赤ちゃん、どこから生まれるの?

子どもが親にぶつける性の質問のベスト・ワンは、「あかちゃん、どこから生まれるの?」です。親であれば、すでにこの質問の洗礼を受けたか、これから受ける2つにわけられるといってもいいほどです。
おなかの傷から
以前、教師志望のある女子大生が、卒論のテーマに性教育を選びたいからと、私を訪ねてきました。「なぜ性教育を卒論に?」と聞くと、彼女いわく「母からうそを教えられて・・・」。
彼女の話を要約するとこうです。
小学生のとき、「わたしはどこから生まれたの」と母親に聞いたら、母親はおなかの傷を見せて「ここから生まれたのよ」。すっかりそれを信じていたら、あるとき、友だちとその話題でもりあがったことがあって、それが全くのデタラメであったことを知ったわけです。そんなウソを真に受けていたことをみんなから大笑いされました。
気持ちがおさまらないまま、帰宅して母親を追及したところ、はじめはのらりくらりとしていた母親が最後には、「あの傷は盲腸の手術の跡だったのよ」。
その後、いつとはなく忘れていたのだけれど、卒業論文のテーマを考えていたら、ふっとこのときのことが浮かんできたというのです。
おへその下が割れて
子どものころ、わたしにも似た経験があります。わたしの子ども時代といえば、“産めよ、殖やせよ”の全盛期。銭湯にいくと、おなかの大きい女の人が目につきます。そこで一緒に湯船につかっていた母に聞きました。
「おなかの中にいるあかちゃん、どこから出てくるの?」
「ほら、よく見てごらん。おへその下から線がずーと伸びているだろ。あそこから割れるのよ」
言われるままに大きなおなかに目をやると、たしかにオヘソから青黒い線が妊娠線をえがいて下に伸びているではありませんか。ガーン!? もうショックで目の前がまっくら。
ちゃんと教えたのに
いつとはなく忘れていたこの記憶がわたしによみがえったのは、初めて長男をみごもったときでした。大きく突き出てきた腹のうえに、うっすら浮かびあがった妊娠線をみながら、わたしが強く思ったこと。それはわが子から、「あかちゃん、どこからうまれるの」と聞かれたらちゃんと答えられる母親になろう。
息子が「あかちゃん、どこからうまれるの」をわたしに質問したのは、彼がたしか小学二年生だったと思います。夕飯の支度で忙しくしていたときでした。子どもの質問は、いつも不意打ちです。でも、予想はしていましたので、「ほーら、来たぞ」と、すでに準備していた回答を頭の引き出しからとりだして答えました。
「女の人には、おしっこの出るところと、うんちの出るところの間に、もう一つ、あかちゃんの通り道があるのよ。いつもは閉じているけれど、生まれるときはそこを通って出てくるのよ」。
しっかり答えられたとほっとしたそのとき、息子の「きったねえな」の思いがけない一声が・・・。
そのとき、どう答えればいいのかわからずにうろたえてしまったのでした。性教育に未熟であったころの苦い思い出です。
◇ ◆ ◇
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- プロフィール
- 高柳美知子(たかやなぎ・みちこ)
- 1931(昭和6)年、東京生まれ。中学・高校の国語教師などを経て、現在は“人間と性”教育研究所所長。
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コメント
息子に何度も聞かれ、生まれる方は説明しました。
息子は帝王切開だったのでおなかからと。
妹は通常分娩だったので足の間からだよと。
それにはすんなり納得してくれました。
(なんとなくおしりから産まれると思っているようです。)
問題はこちら、
「赤ちゃんはどうやってお腹の中に入るの?」
幼稚園児の頃は 息子が神様にお願いして妹を授かったので、
「あなたがお願いしてくれたから」と。
4年生のころは学校で保健体育の授業を受けています。
おしべとめしべ問題も知っています。
私は答えられず、「さぁ」と。
息子は自分で「キスするとできるのかな」でひとまず落ち着きます。
次は5年生終わりごろ。知っている子は知っているはずの頃です。
パンダの交尾のニュースを見てから、
「人間はどうやって受精するの?」と。
精子と卵子が。。。等とごまかそうとしましたが、
「精子はどうやって入るの?」ときます。
それ以上は親の教えることではないと思うので、
「自分で調べて」と言いました。
夫にも同じ質問をして答えを引き出そうとしているようです。
お友達に何か言われたからでしょうか。。。
繰り返し繰り返しの同じ質問。
ほんとに返答に困ります。
ほんと、いつ聞かれるかと勉強していたのにね。
大変でしたね。肩すかしって事でしょう。
先生がその問題になんで興味もったのという質問を即答のあとに息子さんに問いかければ問答になるからいいですよね。
まさに女子大生にしたのと同じ事。
疑問がわく、質問をする、リクエストをするという事は興味がわいているという事にもなりますよね。
この答えはと問われれば、こうじゃないと答えて、なんでそれに興味があるの?
と再質問して興味をもっと深くもたせればお互い切磋琢磨できるしょうね。
技術現場などでは、いろいろな質問が舞い込んできます。
答えはすぐにしますけど、その後になんで聞いたのという事も聞きますね。
質問して来た人は高確率で部署が違う人なので技術的な事を伝承したいという思いです。やがて1人でも部署が違う人が独立していけますから。
どこから生まれるのは、「産道」を通ってくる。
なんで知りたくなったの?
ところで産道ってどこにあるか知りたい?
こんな問答でもいいでしょうね。じらすと聞きたくなるという心理。
その心理の中には汚いも綺麗もない純粋な気持ちがあると思います。
知りたいという一心、1つしかないのですから真実かな。
これが自立への芽生えなのでしょうかね。
先生も最初は息子さんに肩すかしでしたが、息子さんもいつか聞かれる事でしょう。運良く免れたのでしょうか。知りたいものです。
なんとなくですが、息子さんとお母さんの話がかみ合っていないと思います。息子さんが赤ちゃんはどこかどこから出てきたのかという意味でなく、どこから赤ちゃんはやってくるのかと根本的な話を聞きたかったのかなと思います。
お父さんとお母さんが大好きで赤ちゃんをほしいと思って願った時、神様や仏様が相談して、お母さんのお腹の子宮という赤ちゃんを育てる特別なお腹の部屋のところに赤ちゃんができて、10か月位で赤ちゃんが生まれるんだよといえばよかったのでは?
どこから出てきたのとの意味だったとしても、赤ちゃんが出てくる特別な穴は、普段はおしっこやうんちで汚れないように奥に隠れているからきれいだで、だから赤ちゃんも汚れないできれいに出てくるんだよ。といえば納得したのではないでしょうか?