(95)人生設計図、夢も書こう
老後の不安は、漠然としたままでは解決しません。具体的に問題を把握し、事前に対策を立てるには、将来の生活設計と資金繰りを明確にする必要があります。そこで最終回の今回は、ライフプランと資金計画表をまとめた「人生設計図」の作り方を紹介します。
設計図は、10~15年程度の年表の形式にします。一番上の欄に暦年を書き、本人と家族の年齢(12月末時点)を併記します。その下に、今後のライフプランの欄を作ります。何歳まで働くか、いつごろ何をするのか。仕事、趣味、地域活動など、具体的な夢プランを記入しましょう。
その下の欄は、家族の予定と必要資金です。車の買い替え、リフォーム、子どもの結婚援助、海外旅行費用など、おおよその時期と金額を書き込みます。
一番下の欄は資金計画表です。上から収入、支出、収支合計、貯蓄残高の順に記入します。収入は社会保険料と税金を差し引いた可処分所得で書くといいでしょう。年金収入には厚生年金などの公的年金のほか企業年金や個人年金、配偶者の年金も含めます。支出は食費や水道光熱費など基本生活費、住居費、各種保険料など。上の欄に記した家族の予定の支出も加えます。
今後の収支状況と貯蓄残高の推移が見えると、問題点の発見や改善策の検討が容易になります。
この作業で、後半人生の縮図が一枚のシートに描けるわけです。夢プランがいっぱい詰まった人生設計図を作成して、安心の老後生活を手に入れてください。(柳沼正秀、ファイナンシャルプランナー)(おわり)
(2012年3月28日 読売新聞)
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