脂っこい食事後の腹痛 胆石の可能性
肉料理など脂っこい食事をした後、激しい腹痛(右上腹部)になったことがある人は胆石かもしれません。
胆石は肝臓から分泌される胆汁の成分が固まったもので、胆のうや胆管といった器官にたまります。痛みは、胆のうの収縮によるものです。
しかし、なぜ“石”ができるのか、はっきりした原因はわかっていません。一般的に中高年で肥満の方に多く、女性の方が男性に比べて多いと言われます。
石の大きさは、直径2センチ以上のものから数ミリ単位まで様々です。小さな石が100個以上見つかる患者さんもいます。痛みの程度も個人差があります。まったく痛みを伴わない患者さんがいる一方で、「立っていられないほどで、経験したことのない激しい痛みだった」と言う患者さんもいます。
治療は、石を溶かす薬の投与や手術があります。がんのような悪性腫瘍ではないので、痛みがなければ、そのままにして経過を観察することもあります。
手術をする場合は、体への負担が小さい内視鏡手術で、胆のうごと取り除きます。最近では、痛みや炎症が起こると、できるだけ早い時期に手術することを勧めています。
少しでも痛みがあれば我慢せず、かかりつけ医に診てもらいましょう。超音波やコンピューター断層撮影法などでしっかり検査することが大切です。(聞き手・浜中伸之)
江草クリニック(神戸市垂水区)院長 江草康夫さん
(2012年2月27日 読売新聞)
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