海原純子のハート通信
2011年11月7日
時差ボケを感じた理由は?

海外に出かけられた方は時差ボケの経験がおありだと思います。時差ボケはなぜ起こるのか。それはサーカデイアンリズムの乱れ、つまり、生活リズムの乱れが原因です。
私たちは朝太陽が上ると起き、陽が沈むと休むという地球の自転に伴ったリズムを体の内部に持っています。時差のある地方に行くとこの体内のリズムに乱れが生じこれが原因になり時差ボケという全身症状をおこします。
時差ボケは睡眠のリズムの乱れだけではなく消化器症状、集中力低下など自律神経症状を起こすのですが、私もご多分にもれずいつも時差ボケに悩まされます。
時差ボケを軽くするには食事時間を、着く国の時間に合わせて数日前から準備するとか、着いた日に体を動かしストレッチや水泳をするのがいいなどと言われていますが、体のリズムはそう簡単にはコントロールできないもの。ところがたまに“自分は時差ボケなんて全くない”というバリバリのビジネスマンの方などがいて、かねがねどうしてだろう、と思っていました。
さて今回の私のBoston行きはスケジュールがタイトで、着いた翌日からミーティング、時差で起きられるかと心配していたのですが、なんと予想に反しまったく調子は悪くなく、変だなあと思いながら数日経過。帰国2日前にやっと予定のない日があったとたん急に眠気到来。気が緩んだんですね。
時差ボケがないというビジネスマンの話を思い出し、きっと毎日緊張の連続で時差ボケがないのではなく、感じる余裕がなかったんじゃないかしら、などと思いました。
生活リズムが乱れるのですから時差ボケがないわけはない、ただ緊張し感じないようにしているんでしょうね、私も気がリラックスして初めて眠気が襲っていましたから。時差ボケを感じるということはまあそれだけ自然体であるということでしょう。
最近では夜も明るくテレビやパソコンでリズムが乱れがち、日本にいながら時差ボケ状態にならないようにリズムを大事にしたいものです。
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- プロフィール
- 海原 純子(うみはら じゅんこ)
- 1976年東京慈恵会医科大学卒業。白鷗大学教授。医学博士。2000-2010年、ハーバード大学及びDana-Farber研究所・客員研究員。現在はハーバード大学ヘルスコミュニケーション研究室と連携をとりながら研究活動を行っている。
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