Q がんで失った声の治療費、どれぐらい?
喉頭がんなどの手術で声を失った場合、発声の治療にかかる費用はどのくらいですか。
A 電気式人工喉頭は7万円
代表的な発声法は、食道に空気をのみ込み、ゲップの要領で吐き出して声を出す食道発声法です。患者会などで学べます。医療費はかかりませんが、習得は難しく、実用レベルに到達しない人も多くいます。
すぐ話せる装置が、電気式人工喉頭です。のどの外から振動音を発する装置を当て、舌や口の形を動かして発声します。
価格は7万円程度です。障害者の日常生活用具として、市区町村による給付制度があり、年収によりますが、自己負担は1割が一般的です。声が人工的で一本調子なのが欠点ですが、自然な声に近づけるため、抑揚や音の高さを変えられる機能付きもあります。
近年は気管食道シャント法の手術を受ける人も増えています。のどに開けた穴から気管と食道の壁に弁を埋め込み、肺の空気が口方向に流れるようにして発声します。
手術や定期的な弁の交換には保険がききますが、それとは別に、清掃器具や付属品の購入に自費で毎月1万5000円から2万円程度の維持管理費がかかります。
(2011年8月25日 読売新聞)
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