ミチコさんの人“性”塾

2011年8月8日

処女膜って?

 “処女膜”は膣のどこにあるかご存知ですか。

 以前、電話相談で、中2の女子から、「処女膜ってなんですか? 初めてセックスをするとき、破れて血が出るってほんと?」の質問をうけました。

◇     ◆     ◇

 処女膜というのは、膣のまわりにある薄い粘膜のこと。処女膜という言葉から、膜が膣の入り口全部を覆っているかのように思われがちですが、そうではないのです。もし、膣全体が膜で覆われていたら、月経血は外に出られないし、タンポンだって入れることはできないでしょう。

 では、処女膜はなんのためにあるのでしょうか。少女期の膣を細菌感染から守るためです。

 この膜は、伸び縮みする性質がありますが、伸び方は人によって違います。厚さも形も人によっていろいろです。破れ方もいろいろです。膜に切れ目が入ってほんの少し出血する場合もあれば、出血しない場合もあります。セックスを経験しなくても、スポーツなどで切れてしまう場合もあれば、初産後も膜が残っていることもあります。

 つまり、初めてのセックスで、かならず出血するというのはまちがいだということです。

 そういえば、以前、知り合いの女性から「初体験だったのに出血がなかったので、彼に『バージン(処女)じゃないな』といわれた」との相談を受けたことがあります。「その女性の人格を愛するのでなく、からだの一部でしかない膜にこだわるような男は、あなたの相手にふさわしくない」と答えたのですが、あなたならどう話しますか。

 もし、性体験をしないことに価値があるとするなら、男性にも同じく童貞であることが求められなくてはなりません。男性には問われず、女性だけが出血があったかなかったか(セックス経験があるか、ないか)を問われるのは、納得いきません。

 万葉集や源氏物語の時代には、女性の性体験の有無は、それほど価値あることとされてはいませんでした。“処女が美徳”とされるようになったのは、封建時代からと考えられています。「家父長制」が確立され、直系の子孫を残すために、他の男との婚前交渉のない女性を妻に迎えることが要求されるようになったからです。

 処女が「女の美徳」とする考え方は、明治以降も男女不平等な女子教育の方針として受け継がれました。男女平等をうたった現憲法下の今日においても、処女膜を再生する整形手術があると聞きます。

 “処女”という字を当てた言葉も、いまだに使われています。たとえば、「処女航海」 「処女飛行」 「処女作」などなど。「童貞航海」 「童貞飛行」 「童貞作」などなど、“童貞”の言葉を冠した言葉は一つとしありません。

 この世の文化が、いかに男性中心なものであったか、これらの言葉からも透けて見えますね。

◇        ◆         ◇

 高柳さんへの質問や相談は こちらへ。

コメント

名無しさんへ
[既婚の男性]2012年9月4日

第二子目はどうでしょうか?
そのあとは?

第一子出産後は処女ではないでしょう。
子供さんをつれて再婚の時はどうでしょう。
不慮の死で、ご主人を失ったら?

処女性というものに、あまり拘り、人格を認めないとなると前夫の子供はどうなるのでしょうか。

人格をみとめない人はあなたにふさわしくない。
程度に考えればいいのではないでしょうか。
男女ともに人だから。

童貞だ処女だと何をきにする事があるのかということでしょう。たまたま女性からの悩みを聞いて、処女を問題にする男は、処女じゃないといわれて心をキズつけた女性には不向きということでしょう。

名無しさんの心配もわかります。
男性として、もっともな事だと思います。

個人的相談の一例を書いてあるだけですから。
男性全員がこうだと言ったものじゃないです。
名無しさんの事じゃないし、わたしの事でもない。
相談者が言っているある特定の人の事。
気になさる事はないですよ。

膜は大事だろ
[名無し]2012年9月2日

男の童貞と女の処女は違います。そりゃ膜は重要でしょう。男としてはそれぐらいしか確実性を保証するものはないですから。

バージンじゃないと言われた女性に対する返答、無茶苦茶ですね。

「その女性の人格を愛するのでなく、からだの一部でしかない膜にこだわるような男は、あなたの相手にふさわしくない」

なぜこんなとんでもない飛躍をするのか理解に苦しみます。そこまでして他人の恋仲を裂きたい悪意が分かりません。

生物的には女性は男性に比べ圧倒的に有利な立場にあります。

女性はそれを考えず、不満ばかり述べます。

このブログの筆者には、一度男性の立場に立って物事を考えてほしいと思いました。

男性と女性とでは生殖にかかわる役割が違います。

同じ心を持ちえないのはしかたないこと。

女性側の一方的な見方を押し付けるのは、それも性暴力の一つです。

ありがとう!
[ひまわり]2012年2月8日

処女幕がどこにあるのか、しりたかったので、よかったです

いつの時代?
[マキ]2011年8月10日

私は50代ですが、処女膜の仕組みとか中学生のころから知っていましたし、初体験でも出血はありませんでした。
主人もそれ以前につきあった人も、幸いなことに処女にこだわるような人は一人もいませんでした。
主人より私のほうが異性経験は数倍多いくらいですしそのことを責められたことなどありません。
タンポンも使っていましたし、膜がやぶれると注意するおばさんもいましたが、処女性と処女膜は別と割り切っておりました。

なので出血がないことや、処女でないことがいけないだなんて考える人は私は信じられません。
「S]さん、とてもお辛かったですね。
ご主人のような古いタイプの男性を私は知りませんが、実際にいらっしゃるのですね。
明治時代のような錯覚を覚えてしまいました。

膜一枚でどれほどの価値があるのでしょう。
心から愛して結ばれた恋愛は肉体を伴うのが普通と思います。

男性もきちんと女性の体について学習してほしいですね。

Good!
[ぐっさん]2011年8月10日

私は男性ですが、同感です。
女性の処女膜に恋するわけではありません。相手の人間性に恋するのです。
処女膜に恋する男は事態の人間性が狂ってます。
男女、お互いにしっかりと相手の人間性を見極める洞察力を身に着けるべきです。

救われた気持ちになりました。
[S.]2011年8月8日

私は、主人が初めての人だったのに、“処女ではない”と疑われました。
学生の頃、好きだった人ともにも許さず、結婚を決めるまでは・・・と守っていました。なのに、主人との結婚を決めて、許した日、私は出血しなかったのです。自分でも、どうして???と、悩みました。それ以来、まるで夫婦ではなく、主従関係のようになり、私は、口答えせず、主人の言いなりに物事をやってきました。
酔った主人に”バイタめ!”とののしられた言葉は一生忘れられません。
何度も離婚を考えました。

それでも、良妻賢母を目指して子供のためとがんばって今まで生きてきました。熟年離婚したいのですが、その勇気もなく、このまま、人生が終わるのかと思っていた矢先、この記事を見つけました。27年経って、本当に救われた気持ちです。

間違いはいつになったら訂正されるのか・・
[blackolive]2011年8月8日

私は国外におりますが、住んでいる国でも出血しなければ処女ではないという考えががいまだにまかり通っています。タンポンも使用すれば、まるで処女ではなくなるかのごとく思われていて、既婚女性しか使用できないと思われています。
 
童貞であることはまるで、未熟者のような扱いで、男は経験するのは当然、しかし女は禁止みたいに考えている人が大半のようです。やはり自分に自信がないから、比較されては困るということも念頭にあるのでしょう。

男性中心の世界ーしかし男性も女性から生まれ、女性に育てられての結果・・と思うに時々とても不思議な気がします・・・不平等だ何だと思ってはいても、所詮従うべきという頭があるからなのか、結局女性の責任も問われるべきなのだろうなと思います。

処女膜-私の場合出血しませんでした、でも友達の一人は大出血だったと聞きました。私の夫は私が初めてではないと聞いて少し悩んだようでしたが、もしそれを問題にするようであれば、別れるつもりでしたが受け入れて20年以上も一緒います。彼の親友は結婚する際、やはり経験のない人がいいとー付き合おうと思っていた女性が経験ありと知って、付き合うのをやめ、やはりこういう頭のひとがほとんどで、自分は幸運なんだなと思いました。

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