石井苗子の健康術
2011年1月18日
誰にでもできる “アンチエイジング”

(私の講演会のタイトルでこれが一番人気あるように思えますが…)
おそらく「誰にでもできる」が魅力なのでしょうが、「誰にでも」から「自分だけ」にならないと効果は出ません。そこが難しいところです。
キツイ事は長続きしませんが、簡単な事でも長続きさせないと、アンチエイジングにまで行かないのです。長続きは「誰にでも」大変なのです。
アンチエイジングを医学的に正確な「若返り」と限定してしまえば肉体の老いに逆行していかなければなりません。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)が話題になっていますが、胃が弱ってきたら新しく強靭な胃に変えるとか、そんなアンチエイジングが誰にでも出来るようになるのは、きっとずいぶんと先のことでしょう。
ですので、健康維持の基本「栄養、運動、休息」のバランスで誰にでもできるアンチエイジングを講演会で奨励しております。
ところがこの「食べて動いて眠る」のバランスが年齢とともに取れなくなってくる。 食べることだけが唯一の楽しみになってきたり、なるべく動かないでいたかったり、考え事はしたくないが、なぜか精神的に疲れているなど、3つのバランスを取れずにメタボに悩むという中高年や高齢者の方がかなりいらっしゃるのです。
「誰にでもできる」は、つまり面倒くさくないことを探していらっしゃるんだと気が付きました。
私は「その日の疲れは一晩で取り戻す」を理想に、好きな物を食べるために栄養バランスを考え、1日1回やれば血流が良くなる、座ってできる運動をご紹介し、「休息は寝る前の運動で睡眠の質を上げましょう」と力説しているのですが、これらをどうやるか「考える」ことが一番面倒だとおっしゃる方がいます。コンサルタントをつけてご指導してもやめてしまう。どうしてなのでしょう。
努力が続かないからです。努力には体力や精神力がいりますから、年を取ると面倒になります。特に精神力は一晩で身に付くものでもありません。
でも女性の方が努力をする人が多いのです。やはり美しさに近づくために、努力をするのでしょう。「何歳ですか?」と聞かれることが多くなった時に「もうすぐアタシ70歳ですのよ」と言って周りを驚かせませんか? が努力を引き出す最大の言葉のようです。
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