石井苗子の健康術
2010年10月5日
笑いはもらうものではなくて作るもの

(笑いましょうと言ってもなかなか笑えないものです。“笑いは勝手に作る時代”ではないでしょうか)
「笑いはもらうもの」と思っているから笑えないんじゃないかと、ふとそう感じて、勝手に笑いを感じるアンテナを張ってみたらどうなるのかなと、仕事場にチャリンコで行ってみることにしました。
昼間の大手町で自転車こぎながら道に迷っている人は少ないらしく、またがったままビルの守衛さんに近づいていくと、のけぞられてしまいました。その顔が愉快だったこと。方角を聞くと「ああ一本裏、建物みっつあって真ん中がそうだけど、わかるかな~」と言われ、相当変な人に見えたんだろうと笑ってしまいました。
目的地のビルでは入り口で臨時のバーゲンセールをやっていて、つい先に見てしまい、その後受付譲に「トイレはどこ?」と尋ねたところ「一階にはございません。この先はご出演の方以外は先に入れません。どのような御用件で」と言われてしまい、これも愉快でした。しかし、この日の極めつけはマネージャーとエレベーターに乗ったときです。
作業服を着た中高年男性と一緒だったのですが、5階の扉が開いたとたん、私のマネージャーがボタンを押しながら「おっさん着いたよ」と言うではありませんか。一瞬、固まってしまいましたが、私はおじさんに向かって「どうぞ」と手を伸ばしたのですが、今度は私をジッと見たまま動かない。マネージャーが「石井さんどうぞ」と言うので先に降りると、なんとエレベーターが行ってしまうではありませんか。
もうマネージャーと廊下で大騒ぎです。
「おっさん着いたよって言ったじゃない」
「言う訳ないじゃないですか、石井さん着きましたよって言ったんですよ」「うそ!おっさん着いたよって言った」
「ど~~して私が知らないおじさんにそんな事言うんですか、言う訳ないでしょうが」「だって5階で降りるって知ってたんでしょ?」
「知りませんてば、現に降りなかったじゃないですか、どうりで変な顔して見てると思った」「だっておじさんが降りないんだもん」
「だから私そんなこと言ってませんってば」
この間中、お腹がよじれるほど笑っていました。仕事関係者が我々の声で到着に気が付き「楽しそうですね」と羨ましげでした。
それにしてもあのおじさん、さぞ妙な気持ちだったでしょう。にこりともしないで私を見つめてましたが、後で「さっき妙な女がいてさ~」なんて笑ってくれてたらいいのですが。
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コメント
誰かと一緒にいれば石井さんのように、「ボケ」と「ツッコミ」で笑えるかけあいが出来るかもしれませんね。
ただ、一人ぽっちの場合なかなか難しいかな、と。
そこで思い出したのですが、笑えなくても、笑える気分でなくてもわざと口角を上げることで心が和んできたりすると聞いたことがあるのですが本当でしょうか?
ちなみに私は自分で試してみて効果があるような気がしました。