やまぷよの教育入院体験記
2010年9月29日
【入院8日め(2)】 新薬が話題、NHKの番組でも

この日の午後は、2度めの栄養相談があり、1回めと違って、妻も同席です。
家族が同席というのは、家で食事を作る人にも、栄養指導を受けてもらうという目的があります。有料ですが、希望すれば病院のおいしい昼食も一緒に食べることができます。
我が家の場合、共働きなので、もっぱら外食におけるカロリーコントロールの方法について教わりました。「外食のカロリーガイド」という本があり、なじみのお店のメニューがいろいろありました。
外食については退院までにいろいろ学ばないといけないテーマです。学んだ結果は後日報告します。
前日からNHKの教育テレビの番組「きょうの健康」で、まさに糖尿病が取り上げられていました。きょうは、「新しい治療薬」がテーマ。
病院内の糖尿病教室でも薬について勉強したばかりなので、一緒に入院している患者さんとロビーでテレビを見ることにしました。
【入院7日め(2)】 で書きましたように、新しい薬「インクレチン関連薬」は、日本で2009年12月と2010年6月に相次ぎ発売され、話題になっています。
学んだことをまとめると、
(A)DPP(ジペプチジルペプチターゼ)-4阻害薬
商品名:ジャヌビア、グラクティブ、エクアなど
インクレチンは、小腸で分泌されるホルモンで、すい臓に到達してインスリン分泌を促す働きがある。DPP-4阻害薬は、インクレチンを分解するDPP-4の働きを阻害することで、インクレチンの働きを増加させ、血糖値を下げる効果がある。
糖尿病2型の初期段階で効果があるとされる。
(B)GLP-1受容体作動薬
商品名:ビクトーザ皮下注
(A)が経口薬に対し、(B)のビクトーザ皮下注は注射薬。
GLP(グルカゴン様ペプチド)-1は、インクレチンのひとつで、すい臓からのインスリン分泌を促す働きがある。また、血糖値を上げるグルカゴンを出しにくくする働きもある。
インスリン注射の場合、必要以上にインスリンを注入すると、血糖が低くなる「低血糖」になる場合がありますが、「インクレチン関連薬」では、ブドウ糖の量に応じてインスリン分泌を促す作用があるので、「低血糖」になりにくい特徴があるそうです。
特に(B)は、動物実験で、すい臓のインスリンを出すもととなるβ細胞を増やす働きがあることが報告されているため、期待が大きいのです。
薬の飛躍的な進歩に期待しながら、食事療法と運動療法を続けましょう。
低血糖とは
血糖値が70mg/dlを下回ると低血糖の症状があらわれます。空腹感やあくびなどの症状が出て、さらに血糖値が低くなると、動悸、手の振るえ、発汗などが起こり、ひどいときにはけいれんや意識障害を引き起こします。
糖尿病患者がインスリンを過剰に投与したり、食事を取らなかったり、激しい運動をした場合などに起きます。吸収の早いブドウ糖を5gか10g摂取すると、通常は回復します。
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- プロフィール
- ◆やまぷよ
- ◆読売新聞IT事業部記者
- ◆少年時代はガリガリだったものの、社会人になってコンビニのケーキをばくばく食べているうち体重が右肩上がりに。40歳を過ぎた今は「肥満」の域に到達した。
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