Q 複数の降圧薬 配合剤なら安価?

 血圧を下げる降圧薬を2種類飲んでいます。複数の薬を一つに合わせた配合剤にすると、薬代は下がりますか。

A 下がるが調剤料など増加

 配合剤は、成分の異なる薬を合わせたものです。降圧薬同士の配合剤は、血圧を調整するホルモンに働くARBと塩分の排せつを促す利尿薬、ARBと血管を広げるカルシウム(Ca)拮抗(きっこう)薬の二つの組み合わせがあります。

 配合剤は、新薬(先発医薬品)や後発医薬品の価格を基に、個々の薬の合計額の8割以下になるように定められています。

 ARBとCa拮抗薬を例に、薬代を比較してみましょう。横浜市の宮川内科小児科医院院長の宮川政昭さんに、配合剤を使う場合、使わない場合の処方例を聞き、同市内の薬局に計算してもらいました。

 まず、ARB「ブロプレス錠8ミリ・グラム」(1錠150・3円)とCa拮抗薬「ノルバスク錠5ミリ・グラム」(同64・9円)を服用する場合ですが、薬代の計算は特別な方法で行われ、1日あたり計220円となります。

 これと同様の成分の配合剤「ユニシア配合錠HD」(同150・3円)は、1日分150円で計算され、薬剤料だけだと、1日70円安くなります。

 ただし、発売後1年たっていない薬など、14日分までしか処方できないケースがあり、ユニシア配合錠HDを含め、配合剤の多くはこれに該当します。その場合、薬を28日分もらうのに、2回処方を受ける必要があり、「調剤基本料」などがその都度かかります。処方日数などで決まる「調剤料」は14日分が630円なので、1260円となります。

 医師の診察も2回受ける必要があり、その分、医療機関への支払いも増えるということになります。(利)

2010年8月26日 読売新聞)

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