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健康作り「特典」イベント…足立区など呼びかけ
抽選でデジカメ・食事券…
健康増進を促し、肥満や生活習慣病などを克服してもらおうと、参加すると賞品があたる特典付き健康関連イベントなどに乗り出す自治体が出てきた。
虫歯や肥満の子どもや、高血圧気味の大人が比較的多い東京・足立区では、区が開く検診などでスタンプを押してもらい、5個集めれば賞品が当たる抽選会に応募できる「健康づくりスタンプラリー」を始めた。
賞品は、地元企業などの協力を得て、デジタルカメラなど総額100万円分を用意した。11月下旬までの300以上のイベントが対象で、抽選会は12月に行う。同区では「健康を損ねる人が多いと、医療費がかさむだけでなく、街の活力にもかかわる。何とか行動に移してほしい」としている。
足立区によると、区民の健康状態は各世代とも深刻だ。虫歯のある3歳児の割合(2008年度)は、都平均より5ポイント高い22%で、東京23区で最悪。肥満傾向児の割合も、小学1年~中学3年の各学年で、男女とも都平均を最大で2ポイントほど上回っている。
成人も同様だ。区が実施している35歳の若年者健診では、男性43%、女性16%が、高血圧かその予備軍だった。同区ではこれまで、健康増進を目的とした様々なイベントを企画してきたが、参加者があまり集まっていなかったという。
東京・豊島区も昨年から、20~74歳を対象に「健康チャレンジ!」と名づけたプログラムをスタート。やはり健康に関するイベントに参加するとポイントがたまり、液晶テレビなどがあたる抽選に参加できる。
静岡県袋井市では、15歳以上の市民らを対象に「健康マイレージ制度」を導入。歩く距離などの目標を実現できたらポイントになって食事券などと交換できる。同市は「ポイントをためる楽しみから、健康づくりを頑張ってもらえる」と話す。
肥満と貧困 関連性指摘
文部科学省の2009年の調査によると、5~17歳では全国的に肥満の割合は減少傾向にあり、06年度比では、すべての年代で割合が減少していた。
肥満など健康問題には、貧困が関係していると指摘する専門家は少なくない。
足立区は、生活保護の受給世帯が10年前よりほぼ倍増し、都内最多の約1万5300世帯(今年5月)だ。
米国の貧困層が抱える問題に詳しい中央大の古郡
国内の肥満治療の現場でも、兆候が表れている。京都市立病院の吉田俊秀部長によると、体重100キロ以上の肥満患者約225人に食生活を聞いたところ、多くが安価で油分が多いファストフードばかり食べていたという。
(2010年7月29日 読売新聞)
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