医療部発
2010年4月21日
痛みを受け入れ、前向きに生きる

「医療ルネサンス シリーズ痛み ペインクリニック」に対し、読者の方からいただいた反響です。今回、お手紙やファクスなど、約20通の反響をいただきました。
「病気(痛み)が完治することはありませんが、治療によって痛みはかなり軽減し日常生活を送る事が出来るようになりました」
女性からいただいた反響にあった一文です。
この女性は、原因不明の局所的な痛みが続く「複合性局所疼痛(とうつう)症候群(CRPS)」という病気で、これまで、局所麻酔薬を注射する「神経ブロック」や、今回の連載の3回目で取り上げた脊髄刺激療法など、様々な治療を受けられたそうです。
想像を絶する激しい痛みがあったことと思いますが、現在は、お仕事も忙しくされているとのことです。
「治療によって」と書かれていますが、私はそれだけでなく、「痛みと付き合いながらも、どうしたら日常生活を送ることができるか」という気持ちをもって治療に臨まれたのだと思います。すごいと思いました。
取材した先生方は、「痛みを完全に治そうと思うのではなく、痛みを受け入れ、日常生活で何ができるようになったかということを考えながら治療を行っていくことが大切だ」と口をそろえます。
「痛みとしびれが止まらず、気が狂いそう」「脊柱管狭さく症で、医療機関を受診しているが、全く良くならない」など、悲痛な叫びを訴えられたお手紙、ファクスも多くいただきました。そして、「『良き』医療機関を紹介して欲しい」ということも書かれていました。
自分にあった医療機関や医師に巡り合うのは難しいかもしれません。しかし、取材でお世話になった先生方は皆、熱心に耳を傾けてくれる方ばかりでした。今、受診している医療機関がある方は、自分の痛みをまずは聞いてもらうことから初めてみてはいかがでしょうか。取材したある患者さんは、「聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になった」とおっしゃっていました。
そして、適切な治療を受けながら、最初にご紹介した女性のように、どこかの時点で自分の気持ちを前向きに切り替えていくことも大事なのではないか。取材を通じての感想です。
利根川昌紀 2006年12月から医療情報部。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や心臓病など、生活習慣病に関係するテーマを中心に取材している。趣味はサッカー観戦。
※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。
編集方針はこちら。
<編集方針>
投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、ヨミウリ・オンライン(YOL)、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。
コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。
次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。
- 当ブログとの関係が認められない場合
- 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
- 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
- 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
- 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
- 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
- 事実に反した情報を公開している場合
- 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
- メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
- その他、編集スタッフが不適切と判断した場合
以上、あらかじめ、ご了承ください。
- プロフィール
- 読売新聞東京本社編集局
- 医療部
- 1997年に、医療分野を専門に取材する部署としてスタート。2013年4月に部の名称が「医療情報部」から「医療部」に変りました。長期連載「医療ルネサンス」の反響などについて、医療部の記者が交替で執筆します。
- 最新エントリ
- 最新コメント
- カレンダー
-
日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - バックナンバー
- 2013年05月 (0)
- 2013年04月 (5)
- 2013年03月 (4)
- 2013年02月 (3)
- 2013年01月 (0)
- 2012年12月 (1)
- 2012年11月 (2)

コメント